医療における主役は我々歯医者ではなく、患者さんです。医療を進める上で、この患者さんが果たす重要な役割が実は治療の方針決定です。治療の方針というのは歯医者が決めて行くと思われる方も多いかもしれませんが、どのような治療を希望するのか、どのような方針で治療を進めるのかといった意思決定は実は患者さんに役割が置かれています。このため、患者さんは適切な情報を集めるためにセカンドオピニオンを希望する事ができるのです。

セカンドオピニオンについて詳しくご紹介いたします。

セカンドオピニオンというのは主治医以外にもうひとりの歯医者から治療の方針などの説明を受け、希望される医療を選択して行くというものです。治療を受ける際に問題になるのがひとりの歯医者の治療方針だけしか説明を受けず、どのような治療をするのが適切なのか、他にどのような選択肢があったのかということを知らずに治療を受けてしまうことです。このため、このようなセカンドオピニオンを利用してしっかりと他の歯医者の意見も聞き、患者さん自身が望んだ治療を受けて行くという事が何よりも重要になるのです。

セカンドオピニオンは治療の内容を理解し、自分の意思に基づいて治療を受けるというインフォームドコンセントに欠かす事ができない要素です。どのような治療を受ける事ができるのかといった選択肢はご自分で治療を選ぶ上で欠かす事ができません。セカンドオピニオンを活用し、しっかりと納得のいく医療を選んでいきましょう。